11月2日特集記事：ラフォーレ原宿ポップアップストアとこれから

3度目となるポップアップストア絶賛営業中

2022年の横浜ビブレから始まった武器屋タクミアーマリーのポップアップストアは今回で3度目。

武器屋の店長こと匠工芸社長折井匠は「武器はいかがですか？武器屋で～す！！」と、日常ではあまり耳にしない言葉を発しながら武器を売っています。「どうして東京に？」「そもそもなんで武器売ってるの？」そんな疑問にお答えすべく、ここまでの経緯をまとめてみました。

ラフォーレ原宿での武器屋ポップアップストア

1. ポップアップストアを通じて届けたい想い
2.「原宿ならでは」と思ったこと
3. これからの展望

ポップアップストアを通じて

届けたいのはワクワクする想い

具体的に「ワクワクって何？」ってことなんですけど。まず異世界感。それから非現実的なであるということ。ファッションビルで服屋さんや靴屋さんがある中に武器屋があるっていう非日常。武器というモノだけでなく空間をつくることによって、非現実的な世界感観が生まれるんじゃないかと思っています。

僕のような40代や50代が「懐かし～！20年、30年前にやってたドラゴンクエストがリアルな世界ができてるやん！」そんな今40代50代の方がワクワクするような、子どもの頃を思い出すような空間や時間を、来てくれた人にプレゼントしたいです。

モノを届けるというよりも、記憶を届ける。ってことなのかなぁ。

ワクワクする想いを語る折井匠

懐かしいとかワクワクとか普通ではない想いが蘇ることによって、新しい明日がやってくるんじゃないかなって。どういうことかというと、もっと楽しく生きるための閃きとか活性化した考えみたいなのが生まれて生活の刺激になるんじゃないかな。毎日が豊かになるんじゃないかなと。心がなんかこう・・・・「じゃなきゃいけない」みたいな想いから解放されるみたいな・・・。あ。こんなんもありかって。自由になったらサイコーやね。

今までは展示会やイベントで、TAKUMIARMORY（タクミアーマリー）を目的に来てくれてた方が大半だってけど、ポップアップストアを通じて、こういうものがあると知らなかった方の心にワクワクが生まれたら嬉しいです。

ラフォーレ原宿ポップアップストア

あとは、「武器屋さんがビジネスとして成り立つん！？でもラフォーレに出てるってことはちゃんとお金儲けしてるんやろうな。」って。

色んな事がビジネスになるということも届けていきたい。

「原宿ならでは」

オシャレで、なじみのないものにも興味を持ってくれる若者が最高！

最初の横浜ビブレは地元の方がほとんどで、次の渋谷マグネット109は外国人の旅行者がずば抜けて多かった。

原宿は、外国の方もいるけど若い子がすごく多い。10代20代のファッションに敏感でおしゃれが好きな女の子。1人で買い物に来たとか、友達同士で来たりとかがとても多い。渋谷とは隣なのに全然違ってオモシロいね。

ラフォーレ原宿

ラフォーレ原宿は、ロリータとかゴシックの服屋さんも集まってるから、原宿の中でも特にファッション好きな若い女の子が多いのかもしれない。ファッション好き、10代女の子、日本人。うん、これにつきる。

リアクションがサイコーで、武器見て「武器かわいー！」ってすごく反応してくれるのが嬉しい。大人が1人で来たらなかなか声を上げて感想を言うことは少ないけど、若い女の子は大声で言葉に出してくれるよね。「武器カッコイーじゃなくてブキカワイー」って(笑)。表現を外まで出してくれるので嬉しい。もうね、店の外にある階段のところから「武器屋だってー！！」「そんなのあるのー！？」聞こえてくる。

さすがにお小遣いで1万7000円の武器を買って帰るっていうところまではいかないから、その代わりキーホルダーをお土産とかにしてくれてることが多かったかな。グッズがすごくたくさん出てる。

僕たちと違ってドラゴンクエストとあまり縁がない10代の女の子にも受け入れてもらえてて、「原宿に来てよかったなー」ってしみじみ思った。最高やね。

東京って人口が多いから1駅変わるだけで県が変わるぐらいのレベルでお客さんの層がかわるからほんとにおもしろい。

ラフォーレ原宿ポップアップストア店内

ラフォーレ原宿ポップアップストアあそびにんなどのしょくぎょうキーホルダー

ガチャガチャにはラフォーレ原宿ポップアップストア限定アイテムもあり

オンラインでは販売していないご当地ならではの「しょくぎょうキーホルダー」や「ガチャガチャ」が好評。

まだまだやりたいことがある！

次はファッションビルで戦いを！！

店づくりで作る、潰すを３回繰り返しているうちにレイアウトの方法や、どうやったらお客さんが入りやすいか見やすいかなどの空間づくりが上手くなってきた。原宿では楽しんでもらえる店づくりが出来たかなって思っている。

日曜日には親子連れも多くみられる武器屋のポップアップストア

色んな方が武器やキーホルダーを買ってくださいます

武器は自由に触ってもらえます

若者から家族連れまで、様々な方が武器屋に入ってきてくれます。気軽に足を踏み入れてくれるのが嬉しい。

次の目標は、隣の空間にテイル※１を設置すること。

東京で武器屋に入って剣を買って、「隣にモンスターがいる！戦いに行く！」っていうのをポップアップストアでやっちゃう！買い物から戦闘までの体験。をファッションビルの中でやっちゃう！

※1今年7月にリリースした、剣を振って戦うアトラクション「テイル・フロム・エファンゲーリウム」のこと。
詳しくはテイル・フロム・エファンゲーリウム公式サイトにて

剣を振って戦うアトラクション「テイル・フロム・エファンゲーリウム」

次のステップに向かってがんばります

実は1回目の横浜ビブレの時からこの構想はあったけど、僕1人では全然出来なくて…でも、今は東京で武器屋店員として働く仲間が出来て、武器屋とテイルを一緒に楽しんでもらうことが現実味を帯びてきた。

きっと4回目、5回目とかで武器屋＋モンスターと戦うっていうのは可能なはず。「やっと形にできるんだ！」という楽しみしかないね。

武器を買ってくれた人にテイルのパンフレットを渡すようにしているんだけど、すごくやりたいって言ってくれる。でも今は兵庫県の本社にしかなくて結局「それは遠いなって」残念がらせてしまうのが歯がゆくて・・・。

ロミニングカトラスやチャームソードはポップアップストアだけで400本とか出ていて、たくさんの人が「やってみたい」って言ってくれるから、それを実現したい。遠い夢とかじゃなく必ず実現する。そして横浜ビブレの1本目に買ってくれたお客さんからポップアップストア最後のお客さんまで、さらに楽しんでいってもらえると嬉しいな。

東京の仲間vegaちゃん